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レディオヘッド新譜について

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2/18からニューアルバム『The Kings of Limbs』が公式サイトからダウンロードできるようになり、迷いつつ、ニュースペーパーアルバムというのを購入して、昨日届いた。

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透明なアナログ盤4曲入りの2枚組と、CDと新聞(英語が苦手だから、まだ読んでいない…ほとんど文字はないが…)、アートワーク(というか、切り取り線の入った紙)の内容で、
曲は、2月にMP3でダウンロードして聞いていた。

曲については、賛否が分かれると思うけど、レディオヘッドで最高のアルバムは『KID A』と思っている僕にとっては、概ね満足できる内容でした。
まあ、つまり、バンド的な音ではなく、エレクトロニカ的な音で、
アルバムとしては、『Hail To The Thief』や、『In Rainbows』よりも統一感がある感じ…(『KID A』には及ばないけど)。
特に、初めと最後の曲が今までにない感じで良かった。

ただ、個人的に物足りないと感じたのは、聞いてビックリするような変化が欲しかった…。
Radioheadにはそういうものを求めてしまう。

情報とかに関する戯言

テレビを殆ど見ない。
今は親と一緒に住んでいるから、
親が見ている番組を一緒に見ることはあるが、
自分の部屋にあるテレビは、
AppleTVで映画を見るときぐらいしかつけない。
最近、ニュースも見なくなった。
情報は、インターネット、人づて、日経新聞(ただし、タイトルと、データくらい)。

少し、勉強をすることにした。
自己啓発本は嫌いだが(自己啓発という響きが嫌い)。
ライフハックというと何だか好き(英語に騙されるな!)。
『レバレッジ勉強法』という本を読んだら、思ったより良かった。

これから、『物語で読み解くファイナンス入門』と『図解 気象学入門』を読みます。
金融は少し興味がある(投資信託と外貨預金をやっているから)
気象学は大学の時少し勉強した…と言ってもいきなりかなりマニアックなものを教わった…と思う。
僕が行った大学は、1年の時は基礎科目…とかなくてほとんど専門科目ばっかりだったから、
何だか、すごい勉強したような…全くしてないような…でも面白かった。

眠いから、少し本を読んだら、オーディオブックでも聞きながら寝よう。

地震について

こんな時のためにtwitterフォロワー増やしておくんだった。
情報をリツイートしてもフォロワー少ないから、あんまり役に立てない。
悔しい…なんか役に立ちたいのに。

前の会社の人に聞いてみると、
本社(東京)の社員は会社に泊まっていて、
本人(高崎)は家に帰れたが、停電中で携帯の電池きれそう…だそうだ。
彼女は関東にいるけど、家に帰れず、友達の家に泊まるとのこと。
なんもできなくて歯がゆい。
電話はほとんどつながらなかったけど、twitterや、skypeを使って発信、通話するのは
有効みたい。

twitter/kiyo1

神と言葉

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。
『新約聖書』ヨハネによる福音書

新約聖書は、はっきり言って、読んだことがない。
中学、高校はカトリック系の学校で、聖書は持っていたが、信仰心は全くなく(というかほとんどの生徒に無かった)、旧約聖書は面白かったので、読んだが、新約聖書は、一番はじめにある「アブラハムはイサクの父であり、イサクはヤコブの父、ヤコブはユダとその兄弟たちとの父…」の系図部分で、嫌になって読まなかった。

ただ、引用した部分は、いろんな所で引用されていて、最近しみじみ、
すごい文章だな~と思うのと同時に、
どういう解釈をすればいいのかな~と思う。


人間のことを考えたときに、体の外には物理世界が広がっているが、それらを感知した段階で、脳の中…つまり意識の世界に電気信号として取り込まれる。
意識の世界と物理の世界にこの世界を2分したときに、意識の世界を形作っているものは言語である…
霊や、魔法や、信仰はこの意識の世界に分類され(だから、心霊写真とかはありえないと思うのだが…)、
神(神を真似て人間がつくられたわけだから、人間の延長線上で考える)、が世界を創ったということは、神の意識の世界である言葉が、神と共にあった…ということか…?

幻想第四次

『銀河鉄道の夜』の中で、車掌が切符の確認にまわってくる場面があります。主人公のジョバンニは切符を買った記憶がありません(それどころか、知らないうちに宇宙を走る列車の中にいたのですが)。とっさにポケットの中を探すと、中に緑色の紙切れがあり、それを車掌に渡します。

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。
「何だかわかりません。」もう大丈夫だと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。


その紙にはおかしな字が印刷されており、それを見た鳥捕りがあわてたようにいいます。

「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上さえ行ける切符だ。天上どころじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈でさあ、あなた方たいしたもんですね。」


ポアンカレ予想は、2002年(2003年)にペルリマンによって証明された数学の難問(証明問題)です。アメリカの数学者である、スティーヴン・スメイルはポアンカレ予想を証明するために、より高次元な空間で、ポアンカレ予想を証明していきました。スメイルはこの考え方で数学の世界のノーベル賞とも言えるフィールズ賞を受賞しました(4年に1回しか授与されないという意味では、ノーベル賞以上と言えるでしょう)。しかし、3次元空間ではどうしてもうまくいかなかった。

次元が増えていくとなんとなく、難しくなっていくようように思えますが、
難しい物事をより高次元から見ると、単純な理論が存在し、簡単に理解できてしまうことがある。

宮沢賢治はこの世界がより高次元の方向に広がる巨きな力(法則)によって動いている事に気づいたのではないでしょうか。

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない


この農民芸術概論の言葉は賢治が高次元空間に存在する、冷酷なシステムに対する革命の意志の表れではないのでしょうか。